結婚相談所の無料カウンセリング、その場で入会を迫られたら?上手な断り方

結婚相談所の無料カウンセリングに行ったら、その場で入会を勧められた。そんな経験をした人は少なくありません。「今日決めれば入会金が半額です」と言われると、断るのが申し訳なく感じてしまいます。

しかし、カウンセリングは相談所を見極めるための場です。その場で決める必要はまったくありません。この記事では、入会を迫られたときの上手な断り方を紹介します。あわせて、断りにくくならないための準備や、契約してしまった場合の対処法も解説します。

なぜその場で入会を勧められるのか

相談所がその場での入会を勧めるのには理由があります。まず、来店した人は入会に前向きなことが多いからです。気持ちが高まっているうちに契約してほしいと考えるのは、商売として自然なことです。

また、持ち帰られると他社と比較されます。比較の結果、別の相談所を選ばれることもあります。そのため、当日限定の割引などで即決を促すケースがあります。

つまり、入会を勧められること自体は珍しくありません。大切なのは、相手の都合ではなく自分のペースで判断することです。

その場で決めない方がいい理由

結婚相談所は、1年で数十万円かかるサービスです。家電や洋服とは金額の桁が違います。それなのに、1〜2時間の説明だけで決めてしまうのはリスクがあります。

カウンセリングの場では、担当者の話を聞いて気持ちが前向きになっています。そのため、料金や契約条件を冷静に見られません。家に帰って資料を読み返すと、気になる点が出てくることはよくあります。

さらに、比較しないまま入会すると、もっと合う相談所を見逃します。複数の相談所の話を聞いてから決めるのが基本です。何社比べるべきかは結婚相談所は何社比較するべき?で解説しています。

そのまま使える上手な断り方

断るときのポイントは、理由を添えて、はっきり伝えることです。曖昧な返事をすると、相手は「もう少し押せば決まる」と受け取ります。ここでは場面別に使えるフレーズを紹介します。

他社と比較していると伝える

最も使いやすいのが、比較中であることを伝える方法です。「ほかに2社のカウンセリングを予約しています。すべて話を聞いてから決めます」と言いましょう。比較は当然のことなので、相手も無理に引き止めにくくなります。

今日は決めないと最初から決めている

「今日は話を聞くだけと決めて来ました」と伝える方法もあります。自分のルールとして伝えれば、相手も説得の余地がないと理解します。カウンセリングの冒頭で伝えておくと、さらに効果的です。最初に伝えておけば、相談所側も入会の話ではなく、こちらの質問に答える時間に切り替えてくれます。

予算を確認したいと伝える

「総額を計算して、予算に収まるか確認してから決めます」という断り方です。お金の話は、相手も強く踏み込みにくい領域です。実際に総額を計算するのは大切なことなので、正直な理由にもなります。

家族に相談すると伝える

「大きな出費なので、家族と相談してから決めます」という断り方もあります。実家暮らしの人や、家族に婚活を応援されている人は自然に使えます。家族の意見を理由にすれば、相手もそれ以上は踏み込みにくくなります。一人で決めず、身近な人の意見を聞くのは大きな買い物では当然のことです。

入会しないと決めた場合ははっきり伝える

話を聞いて合わないと感じた場合は、その場ではっきり断って構いません。「今回は見送ります。ありがとうございました」で十分です。理由を細かく説明する必要はありません。期待を持たせる返事をすると、あとで連絡が続く原因になります。

断るときに避けたい返事

断るつもりでも、言い方によっては説得が長引きます。避けたい返事を3つ紹介します。

1つ目は「ちょっと考えます」だけで終わらせることです。理由がないと、相手は何を考えるのかを聞いてきます。そこから不安を一つずつ解消され、断る理由がなくなってしまいます。考える理由を具体的に添えましょう。

2つ目は、料金が高いことだけを理由にすることです。料金を理由にすると、安いコースや分割払いを提案されます。結果として、断るための理由が一つ消えてしまいます。料金を理由にするなら「総額を計算して他社と比べたい」と伝える方が効果的です。

3つ目は、嘘の理由をつくることです。たとえば「もう別の相談所に入会しました」と言うと、後で話が合わなくなります。本当にその相談所が気に入った場合、戻りにくくなるのも困ります。正直な理由で断るのが一番です。

「今日だけの割引」と言われたら

即決を促すときによく使われるのが、当日限定の割引です。入会金の半額や、月会費の割引などが提示されます。

ただ、割引の金額はたいてい数万円程度です。合わない相談所で1年間活動する損失と比べれば、小さな金額です。割引につられて決めるのはおすすめしません。

本当に気に入った相談所なら、「後日入会する場合も同じ条件になりますか」と聞いてみましょう。誠実な相談所なら、検討期間を考慮してくれることもあります。どうしても当日しか適用できないと言われた場合でも、慌てる必要はありません。割引よりも、自分に合うかどうかを優先しましょう。

断りにくくならないための事前準備

その場で断るのが苦手な人は、カウンセリングに行く前の準備で負担を減らせます。

まず、終わりの時間を決めておきます。「このあと予定があるので1時間半で失礼します」と最初に伝えましょう。時間が区切られていれば、長い説得が続くことはありません。

次に、入会に必要なものを持っていかないことです。入会手続きには、本人確認書類や支払い方法の登録が必要になります。手元になければ、その場で契約することは物理的にできません。

さらに、聞きたい質問を事前にまとめておきます。こちらから質問を進めれば、話の主導権を握れます。質問の例は結婚相談所の無料カウンセリングで聞くべき質問15選で紹介しています。

オンラインでカウンセリングを受けるのも一つの方法です。対面よりも心理的な圧力が少なく、断りやすくなります。

断ったあとの連絡への対応

カウンセリング後に、電話やメールで入会の案内が届くことがあります。まだ検討中なら、「決まったらこちらから連絡します」と伝えれば十分です。

入会しないと決めた場合は、「別の相談所に決めました」と伝えましょう。はっきり伝えれば、たいていの相談所はそれ以上の連絡をしてきません。それでも連絡が続く場合は、今後の連絡は不要だと明確に伝えます。

その場で契約してしまったときの対処法

勧誘に押されて契約してしまっても、あきらめる必要はありません。結婚相談所の契約は、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたります。契約期間が2か月を超え、金額が5万円を超える場合が対象です。

この場合、契約書面を受け取った日から8日以内であれば、クーリングオフができます。理由を問わず、契約を解除できる制度です。支払ったお金は全額返金されます。手続きは書面か電磁的記録で行い、送った記録を残しておきましょう。

8日を過ぎた場合でも、中途解約はできます。この場合は、法律で定められた上限の範囲で解約料がかかります。詳しくは結婚相談所の中途解約と返金ルールで解説しています。困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談するのも一つの方法です。

強引な勧誘は相談所を見極めるサイン

入会を勧められることはよくあります。ただ、何度断っても帰してくれない場合は注意が必要です。考える時間を与えない相談所は、入会後のサポートでも会員の気持ちより自社の都合を優先する可能性があります。

反対に、「ほかの相談所も見てからで大丈夫ですよ」と言ってくれる相談所は信頼できます。自信があるからこそ、比較されることを恐れないのです。悪質な相談所の見分け方は良い結婚相談所と悪い結婚相談所の見分け方も参考にしてください。

自分のペースで相談所を選ぼう

無料カウンセリングでその場で入会を迫られても、決める必要はありません。他社と比較している、今日は決めないと決めている、と理由を添えてはっきり伝えましょう。当日限定の割引も、焦って飛びつく必要はありません。

終わりの時間を決めておく、入会に必要なものを持っていかないなど、事前の準備も効果的です。万が一契約してしまっても、8日以内ならクーリングオフができます。落ち着いて、自分に合う相談所を選びましょう。

比較する相談所を先に見つけておくなら

入会を迫られても落ち着いて断れるのは、ほかにも候補があるときです。カウンセリングの前に、比較する相談所をいくつか用意しておきましょう。

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